Illustratorとは描画アプリで、通称「イラレ」。Photoshopと同じアドビ製です。
多くのグラフィックデザイナーやWebデザイナーに使われています。
主に、デザイン画像や地図、名刺などの版下（印刷原稿）を、イラレで作成します。
なお、デザイナー以外に使える人がいます。多少でも使えれば、プロが作ったデータを、少し変えて再利用することが容易だからです。
イラレを使うの理由とは？
画像データはPhotoshopでも作れます。あえてIllustratorを使う理由は何でしょうか？
それは、微調整や変形がしやすい点にあります。
現在では、イラスト描画よりもデザインで使われることが多いと感じます。
Illustratorの最たる特徴は、作画できるのがベクターデータであることです（後述）。
ちなみに、PhotoshopとIllustratorとは、バージョンアップする度にお互いの機能を含んできているため、差異が減っています。
作成される主なデータ
- 名刺の版下（印刷原稿）
- ロゴやシンボルマーク
- チラシの版下
- 地図
- キャラクター
画像の作りは、ラスターかベクターか
画像データは「ベクター」と「ラスター」に大別できます。
ラスターは小さい四角で画像が構成されています。こちらが多数派。ネットの画像はほとんどラスターです。汎用的な反面、ラスターは拡大編集に限界があります（許容できるのは1.4倍くらい）。
一方、ベクターはいくら拡大しても画質が悪くなることはありません。設計図のような作りのデータなのです。イラレはこのベクターを作図できます。
代表的なファイル形式
ベクターを含められるがpdf・svg・ai、ラスターはjpg・png・gifが代表的です。
イラレの特長をまとめると
- 位置や形状のシビアな調整がしやすい
- 拡大しても画質が落ちないベクター形式で作画できる
なお、イラレはアドビ公式サイトより、７日間の無料体験ができます。
