Google広告で「これだと成果はないだろう」という見出しライティングを、度々見かけます。
ネットに限らず、広告の「見出し」は重要です。ここでいう「見出し」とは、最も大きなフォントになるコピー。バナー広告なら一番目立つ文字列です。
2023年9月現在、Google広告の見出しは15文字(英数30文字)までです。
手軽に配信できるGoogle広告
配信設定が少し複雑ですが、誰でも《Google広告》を利用して、宣伝することが可能です。会社の規模や、法人か個人かを問いません。
手軽に広告配信できるのはメリットですが、工夫や試行錯誤(PDCA)が必要です。
そこで、ネット広告の見出しライティングをガイドします。
広告は見られない、が大前提
広告が視界に入るのは0.数秒くらいといわれています。1秒もないのです。
しかし、広告主の立場になると、この見られない大前提を忘れがちです。
見出しは「誘因」。見込み客は、その周辺の説明文を読んだり、クリックしたりする流れのキッカケとなります。
ローカルビジネスは、商圏名+業種
顧客が足をはこぶローカルビジネスなら、商圏名と業種(提供価値)をGoogle広告の見出しに設定します。
商圏名とは、駅名や町名など、ネット検索されるようなワードが望ましいです。
ポイントは「自分に関わること」と感じさせるライティング。
広告見出し例
「、」や「・」を使って目立つポイントを増やしましょう。
- 渋谷駅に近い、女性専用サロン
- 旭区で、ダイエットなら当ジムへ
- 山中湖が見える、本格イタリアン
- ペットと泊まれる、軽井沢の宿
具体的でない見出しはNG
珍しい要素がない限り、地域名や業種だけを見出しにしても、訴求力はありません。
「説明文(小さいフォント部分)に書いた」というのは広告主視点です。
また、企業名や店名だけの広告を見かけますが、よっぽど知名度が高くないとクリック率は低いと思いますが、いかがですか?
「なんの店?なんの商品?」「どこ?」と、突っ込まれる見出しは原則、良くありません。
そもそも、疑問が浮かぶほど興味を持たれないことが原則です。疑問の先を調べるのは、広告主の関係者だけです。
具体性のない広告が成果を出すのは限られた企業や商材です。新規顧客を得るには適切ではないでしょう。
ブランド力のあるアップルやユニクロのような宣伝手法は参考になりません。
NG広告見出しの実例
- 渋谷駅から1分 ←何が?
- ***不動産 ←だから?
- おしゃれなカフェ ←珍しくない
- リーズナブルな料金 ←当たり前
- 創業キャンペーン ←それで?
当たり前のことは特長ではない
競合他社が使える文言(コピー)ではアピールできません。
特長にならないNG見出し例
当たり前なこと、珍しくないことは特長ではないです。注目要因にはなりません。
- お客様を大切にするレストラン
- あなたのためのスクール
- 初心者大歓迎
見込み客の視点で考え、効果測定
勤務が長いと当然になっていることが、事業外の人からすると分からなかったり、興味をひかなかったりすることは多いです。
誰に広告をクリックしてもらいたいか?と見込み客の視点を「想像」することが重要です。
また、効果測定することで、その「想像」があたったかチェックできます。
- 表示数に対してクリック率が低くないか?
- 広告クリック率に対して、成果数が少ないくないか?
改善を繰り返すことで、広告費のコスパを高めます。いわゆる「PDCAを回す」ということです。
広告代理店へ外注するのも手ですが、まずは、マーケティングやプロモーションの自社担当者が行うのが良いでしょう。
なぜなら、意外なニーズに気づけるかもしれませんし、外注業者選定に役立つからです。
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