生成AIが進化している現在、「.com」「.jp」などトップレベルドメイン(TLD)選びが、より重要になりました。
配信広告をチェックしていて、不審なドメインに多いのが「〜.com」「〜.pro」「〜.site」。必ずしも詐欺ではありませんが、「〜.jp」に比べると不審なものが圧倒的に多いです。
一方、「〜.jp」の詐欺サイトは、あまり見かけません。

「.jp」は比較的に信頼性が高い
「〜.jp」は日本国内に住所が必要(個人でも取得可)で、海外から匿名的に取得しづらいです。
特に「〜.co.jp」など.jp系ドメインは条件が厳しいため、他のドメインに比べると信頼性が高いと言えるでしょう。メール到達率にも関わります。
詐欺サイトに多い「.com」ドメイン
詐欺広告のリンク先ページで、最近、特に多い印象なのが「〜.com」です。
「〜.com」自体が不審ということではなく、利用している有名企業も少なくありません。
しかし、紛らわしいドメインを、誰でも安価に取得しやすいことも事実です。
例えば、悪意ある者がブランド名の「o」→「0」や「l」→「1」に変えるなどして、似たドメインを作りWebサイトやメール経由で騙すケースがあります。

<ブランド名>.comという資産だが
一部の企業はインターネット黎明期から世界共通の「〜.com」を、いち早く取得しブランドを築いてきました。
長年使い続けたドメインは、検索エンジンから高い評価を得やすく、企業にとっては「資産」そのもの。
一方でその資産が、詐欺サイトとの見分けを難しくしているケースがあります。
紛らわしいURLの例
- 【公式サイト】 https://<ブランド名>.com
- 【詐欺サイト】 https://<ブランド名>-sale.com
- 【詐欺サイト】 https://<フラント名>.com (※意図的な誤字)
紛らわしいメールアドレスの例
- 【公式メアド】 info@<ブランド名>.com
- 【詐欺メアド】 info@<ブランド名>-sale.com
- 【詐欺メアド】 info@<フラント名>.com (※意図的な誤字)
「.jp」へ移行すべきでは?
もし日本企業の公式サイトが「〜.co.jp」や「〜.jp」へ移行すれば、紛らわしいURLやメールアドレスに対して、注意喚起しやすくなります。
ドメイン移行は「コストが膨大」「SEO(検索順位)に響く」というデメリットがあり、長年使ってきたドメインを変更することは簡単ではありません。
とはいえ、「〜.co.jp」や「〜.jp」への移行は、詐欺被害を減らすCSR(企業の社会的責任)の取り組みの一つとして検討の価値があるのではないでしょうか。
生成AIにより、詐欺広告を見分けづらくなった
以前は、バナーデザインから不審広告を見分けることが容易でした。
しかし、生成AIの技術向上に伴い、「日本語が変」「画像がダサい」というバナーがなくなりつつあります。
そうすると、広告を見る人はデザインよりもリンク先URLで判断するようになるでしょう。この点からも、「〜.co.jp」や「〜.jp」が有利と考えます。
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