Webサイト構築で、最も難しいのはディレクトリとカテゴリーの決定と思います。
WordPressでは、URLの階層構造を「パーマリンク構造」と呼びますが、本記事では「ディレクトリ構造」とします。

そのページは、どこの所属?
ディレクトリ構造とは、最下層のページが、どのページにリンクされているか、という分類。イメージとしては、表紙ページが頂上にあって、そこから「所属」が分かれ、各ページがぶら下がります。
また、WordPressには「タグ」という別の分類機能があります。こちらはSNSのハッシュダグと同じ役割です。
カテゴリーとタグのどちらにする?
Webサイト構築の際、頭を悩ませるのがカテゴリーとタグという2種類の分類方法。カテゴリーの方が重要で、アクセス分析に関わり、SEOにも影響すると考えられています。
リリース後に分類を変えるのは大きな手間なので、“カテゴリー”と“タグ”をどう使い分けるか、十分に検討することをお勧めします。
検討には、マインドマップツールを使うと効率的です。
ページの分類は、カテゴリーが1つで、タグは複数という違いがあります(プラグインを使うと所属カテゴリーを増やせる)。
フルーツ紹介のWebメディアの例で解説します。カテゴリーは「収穫の季節」、タグは「食材になるスイーツ」といった具合。ひとつの果物は、様々なスイーツに使われるので、「タグ」で分類するのが適しています。
一方、カテゴリーは、そのページが複数に「所属」しない要素で分類するのが理想です。
たとえば、駅のガイドページならカテゴリーは「住所」が良いでしょう。駅の住所が、横浜市と川崎市となることはないからです。もし「鉄道路線」で分類してしまうと、乗り換え駅で困ります。

さらに、ディレクトリ(URL)が絡む
WordPressの設定によりますが基本、カテゴリー構造はディレクトリ構造に反映します。
ただし、ディレクトリがなかなか決まらなければ、パーマリンクの設定(URL)を変えて、ページのスラッグだけにしたら良いと思います。
例えば、《たまプロ新聞》は「https://tamaplaza.news/3d-map」というように、ディレクトリなしのURLにしました。このページのように、ディレクトリなしのURLにしても、「カテゴリー」と「パンくずリスト」は設定可能です。
企画で決めたジャンルを、読者ニーズに合わせて変えることはありますし、柔軟に変えていくべきだと思います。
ディレクトリなしだとカテゴリーを変えてもURLに影響しないので、気軽にチャレンジできます。
ディレクトリなしにするWordPress設定
- WordPressへログイン
- メニューより「設定」を押下
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- 「/%postname%」と入力
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