プレスリリースやニュースリリースとは、事業者が伝えたいことをまとめた書類。昔はメディアに向けて発行されていました。
発行目的は、メディアに取り上げてもらい、世間の認知を上げることです。つまり、広報活動として行われます。
プレスリリース・ニュースリリースに書くこと
プレスリリース・ニュースリリース(以下、広報リリース)の掲載要素は概ね次の4つです。
- 特長や背景などの文章
- 画像素材
- 事業者情報
- 注意事項
近年は広報リリースをネット掲載するため、消費者も閲覧するようになりました。だから、顧客を意識した丁寧な文面であった方が良いでしょう。
一方で、丁寧だと冗長になりがちで、記者や放送作家のようなネタ探しの人には歓迎されません。
そこで、簡明な箇条書きを加えることをお勧めします。
うまい広報リリースは、リード文の下に「このニュースのポイント」とまとめています。訴求ポイントが分かりやすいと好印象です。
- 推薦書籍『スマホで「読まれる」「つながる」文章』
- 月間1.5億pv、マネタイズ成功という朝日新聞社のWebメディア《withnews》に関わった著者がWebライティングを伝える
画像素材の提供
書面と別に、画像素材(JPEGやPNGファイル)を提供すると効果的です。
写真は、スマホカメラ撮影でも問題ありません。インスタで見かける臨場感がある写真が適していると思います。
ネット用だと、横位置で長編1,200px以上が必要です。大きいほど編集しやすくなります。
もし、トリミングなど編集がNGだったり、クレジット表記が必須だったりする際は、目立つところに明記してください。
思い通りの内容にしたいなら広告記事
プレスリリースは、広報の一環として送るものです。
誤りの訂正依頼を除いて、他社メディアの記事内容を指示することは当然できません。“広告記事”と混同する人がたまにいますが、初歩的な誤りです。
そもそも費用を支払っていないので、記事内容への口出しが不躾なのは学生でもわかることでしょう。しかし、ごく稀に勘違いする広報担当者がいます。
記事内容を思い通りにしたいなら、広告として宣伝費を確保するしかありません。
ファイル形式と配信方法
広報リリースは、PDFでもネット検索の対象なので問題はありません。ただし、html形式の方が容量が軽いので好ましいです。
掲載先は公式サイト内のほか、リリース配信サービスを利用する手があります。
また、Webメディアやタウン誌など直接連絡するのも良いと思います。
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