GoPro MAXとは、全ての方向を収録できるアクションカメラ。「360°カメラ」などと呼ばれる製品群です。
私は発売スタートして間もない2019年10月より活用しています。手ぶれ補正がなかなか優れていて、振動のないスムーズな動画になります。

- プロモーション リンクを含みます
- 公式サイトへのリンクより購入や申込されると、《Sothei》に報酬が支払われます。
360°カメラは売れていない?
2019年10月下旬に発売スタートしたGoPro MAXですが、いまだに現行機です。
GoProが新たな360°カメラを出さないのは売れないからでしょうか?
そうだとしたら、360°カメラのメリットが伝わっていないのだと思います。
一方、他社からはセンサーの大きい、より高画質な《Insta360 X4》や《Insta360 ONE RS
の360度レンズ》が販売されていています。
360°カメラならではのメリット
通常のアクションカメラ・ウェラブルカメラにない特長が次の2点です。
- 360°VR動画を撮れる
- 撮影後に「撮影」できる(リフレーム)
1つ目のメリットについては時期尚早なのかもしれません。YouTubeはVR動画に対応していますが、視聴する人が少ないようで数年前の作品ばかりです。
もう一つのメリット“リフレーム”、こちらは多くの人にとって、有効だと感じます。
以下、詳しくレビューします。

360°VR動画を撮れる
レンズが2つある《GoPro MAX》は、縦360×横360と周囲全て(全天球)を録画できます。さらに、従来のアクションカメラとしても利用可能(HEROモード)です。
YouToubeアプリで視聴する
360°VR動画は、YouToubeアプリなど対応アプリで再生する必要があります。未対応アプリだとアジの開きのようになってしまいます(例:LINE上で再生するとNG)。
VRゴーグルがなくても、スマホの向きを変える、テレビならリモコン十字キーを押す、という操作で好きな方向を視聴できます。YouToubeで「vr 360」と検索すると、たくさんの作品をご覧になれます。
裸で水中撮影できる
水中撮影にはハウジングというケースを着せるのが一般的でした。しかし、新しいアクションカムのほとんどは、本体そのまま裸でポチャンとできます。上の動画は水泳インストラクターの頭につけて撮影(HEROモード)しています。

撮影後に「撮影」できる
360°の動画ファイルは、撮影後の編集でリフレーム(切り取り)できます。
周囲すべて撮影しておいて、後から好みの面を16:9の動画へ書き出すことが可能です。ただし、解像度が全天球で5.6Kなので、ズーム編集はあまりできません。
全日本プロレス石川修司 vs 東急SレイエスFC菅谷天 PK戦では、2台のカメラを使っています。一台はミラーレスにジンバルをつけて撮影。撮りこぼした部分を《GoPro MAX》の映像に差し替えました。
視線の映像
GoProシリーズの別売アクセサリーはたくさんあります。スイミングでは頭につけてもらいましたが、フットサルは激しい動きになるため、コーチの胸に装着。4点式シートベルトのようなアクセサリーを使っています。
東急Sレイエス フットボールスクール紹介の後半、フットサルコート内の映像が《GoPro MAX》(HEROモード)によるものです。手ぶれ補正の強力さが伝わると思います。前半は、ミラーレスにジンバルをつけて撮影。
短所はバッテリー持ち時間
カメラ本体が小さいため仕方がないのですが、バッテリーの持ちは悪いです。360°撮影だと1時間持ちません。予備バッテリーやモバイルバッテリー(USB-Cで給電)で対処しています。
3通りの活用ができるGoPro MAX
《GoPro MAX》のメリットをまとめます。
- 360°VR動画を撮れる
- 360°撮影動画から、必要なフレームを切り出せる(リフレーム)
- 普通のアクションカメラとして撮影できる(HEROモード)