FUJIFILM X-Pro3の欠点は液晶開閉の構造でしょう。Hidden LCDについてはカメラマンによって利点になりますが、壊れやすいようなのです。
これに関してアメリカで集団訴訟があったというネット記事を思い出しました。私のサブ液晶モニターも表示しなくなったからです。
参考:Fujifilm Sued for Falsely Advertising X-Pro3
サブ液晶とタッチセンサーに不具合
撮影中、X-Pro3のサブ液晶が表示しなくなりました。最初は縦縞のノイズがしばらく出てましたが、それも消えました。
その後、気づいたのはメイン液晶のタッチセンサーが感知しないこと。
同様の故障を伝えるWebページや動画が、ネット検索するとヒットします。
ケーブル切断が原因?
他人のレビューに「リボン状のケーブルに切断がある」とあり、自分のX-Pro3を確認してみると、切り込みがありました。
液晶をパカパカ開閉と通常利用で切れたのだとしたら、集団訴訟されるのも共感できます。
20万円を超えるカメラで、この耐久性では話になりません。
富士フイルムに問い合わせると、「この故障でリコールはしていない」とのことでした。
構造上とケーブル品質上、修理しても同じように故障しないか心配です。
その後、メイン液晶も故障
サブ液晶が表示しなくなってから、数回目の撮影日に突然、メイン液晶も表示しなくなりました。
メーカーの人に「サブ液晶のあとに、メイン液晶も故障する可能性がある」と聞いたとおりに。
リボンケーブルにこれ以上、亀裂が入らなければ避けられる?と製本テープを貼っておいたのですが、結局ダメ。
修理に出したところ、私の場合は修理代金はおよそ35,000円でした。
サブ液晶が便利だった点
オマケのようなサブ液晶ですが、電池残量を常時確認できるのは便利でした。他の表示についても、表示しなくなってみると意外と不便。
なお、FUJIFILM X-Pro3は、販売を終えています。中古カメラも品薄状態です。
買うべきか?と悩んでいる人は、後継機(FUJIFILM X-Pro4?)を待つことをお勧めします。
修理へ出す前に、設定保存
富士フイルム修理サービスセンターへカメラを送る前に、カスタマイズ設定をバックアップしておくことをお勧めします。『FUJIFILM X Acquire』というアプリで、パソコンへ保存できます。
なお、スマホアプリに保存できる機能を備えますが、私が行ったときはうまくいきませんでした。