FUJIFILM X-Pro3の欠点は液晶開閉の構造でしょう。

Hidden LCDについてはカメラマンによって利点になりますが、壊れやすいようなのです。

これに関してアメリカで集団訴訟があったというネット記事を思い出しました。私のサブ液晶モニターも表示しなくなったからです。

参考:Fujifilm Sued for Falsely Advertising X-Pro3

ULTRON 27mm F2とX-Pro3
ULTRON 27mm F2とFUJIFILM X-Pro3

サブ液晶とタッチセンサーに不具合

撮影中、X-Pro3の背面にある“正方形のサブ液晶”が表示しなくなりました。

最初は縦縞のノイズがしばらく出てましたが、一旦は元に戻り問題なく表示しました。

その後に気づいたのが、タッチセンサーを備えるメイン液晶が感知しないこと。メイン液晶とは、パカっと開いてみる画面です。

そして、数日後にサブ液晶が不能になります。

同様の故障を伝えるWebページや動画が、ネット検索するとヒットします。

ケーブル切断が原因?

他人のレビューに「リボン状のケーブルに切断がある」とあり、自分のX-Pro3を確認してみると、切り込みがありました。

液晶をパカパカ開閉する通常利用で切れたのだとしたら、集団訴訟されるのも共感できます。

20万円を超えるカメラで、この耐久性では話になりません。

富士フイルムに問い合わせると、「この故障でリコールはしていない」とのことでした。

構造上とケーブル品質上、修理しても同じように故障しないか心配なので、サブ液晶不能の状態で続けました。

富士フイルムX-Pro3
カメラ下部を見るとケーブルに切り込みがある

その後、メイン液晶も故障

サブ液晶が表示しなくなってから、数回目の撮影日に突然、メイン液晶も表示しなくなりました。

メーカーの人に「サブ液晶のあとに、メイン液晶も故障する可能性がある」と聞いたとおりに。

リボンケーブルにこれ以上、亀裂が入らなければ良いのか?と製本テープを貼っておいたのですが、結局、効果なし。

修理に出したところ、私の場合は修理代金はおよそ35,000円でした。

FUJIFILM X-Pro3
サブ液晶に「標準」を表示していた

サブ液晶が便利だった点

オマケのようなサブ液晶ですが、電池残量を常時確認できるのは便利でした。他の表示についても、表示しなくなってみると意外と不便。

なお、FUJIFILM X-Pro3は、販売を終えています。中古カメラも品薄状態です。

買うべきか?と悩んでいる人は、後継機(FUJIFILM X-Pro4?)を待つことをお勧めします。

修理へ出す前に、設定保存

富士フイルム修理サービスセンターへカメラを送る前に、カスタマイズ設定をバックアップしておくことをお勧めします。『FUJIFILM X Acquire』というアプリで、パソコンへ保存できます。

なお、スマホアプリに保存できる機能を備えますが、私が行ったときはうまくいきませんでした。

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