「台風が接近しています」「ウェザーニュース」などネット記事のような詐欺広告を、度々見かけます。
これらはネット記事の広告ではなく、Googleサービスを悪用した詐欺。2023年8月辺りから急増していて、時期をあけて集中的に投下しているようです。
リンク先で偽の警告を出して、個人情報を取得しようとします。
確認した詐欺広告の見出し
詐欺広告に、次のコピー(見出し)を確認しました。
最近は日本のニュースに即したコピーにしているようです。
- 日本時間15時52分
- 緑龍の年
- 辰年
- 地震
- 注意:台風が接近しています
- 注目の台風 日本通信(HNK)
- ウェザーニュース
「HNK」は、日本語に疎い外国人の誤字ではないでしょうか。
加えて、「福島」を含めたものも目立ちます。
以前見かけた詐欺コピー
少し以前のコピーも列挙しておきます。
共通点は、画像がダサいところです。すぐ分かります。それと、文面が少ないところです。おそらく、日本語がよく分からない者が作成しているのでしょう。
- 日本のクマ
- 寿司
- 日本のアライグマ
- ミルクの利点
- ジュースの利点
- 生物学者は学んだ
- 普通のパンに何が見つかったか
- 多くの人に好まれる珍味
- 製品の利点と弊害
- 薬用コーヒー
- わさびの珍しい性質
- 駅のゲージがずれている
- 不可解な輝き
- 魚は健康に危険です
- 有毒な海産物
- その存在に気づかないこと。
- 有害な習慣とその身体への影響。
- その存在に気づかないこと。
- 私たちが持つ危険な習慣。
- 日本が海に水を投棄
- 日本の環境被害
- 新感覚
- 珍しいコインを見つけました
また、ポジティブなコピーもあります。
- シーフードの利点
- 栄養価の高い魚の一覧です。
- 珍しいコインを見つけました
アドセンス契約者向けコラム
Googleアドセンス契約者は、表示される広告をチェックした方が良いでしょう。
- Googleアドセンス
- ホームページ運営者が、ネット広告スペースを貸すことで収益を得られるサービス[詳しく]
詐欺広告は、機会損失になるだけでなく、掲載元の信頼性にも関わります。
判断しかねるケースもありますが、不審な時点でブロックすることを勧めます。
「開く」「つづき」の不審バナー
最近は「開く」「開<」「つづき」「始める」など不審なバナーが散見されています。
これらは詐欺広告の準備ではないか、という見方があります。
いづれにしても、読者にとって無益であり、コンテンツの邪魔になるのでブロックした方が良いでしょう。
詐欺が多いドメイン
詐欺サイトのURLは我々が確認したなかでは、トップレベルドメイン(URLの最後)が「.sbs」「.fan」「.xyz」「.monster」であることが多くです。
また、歴史の長い「.com」も含みますが、海外のハイブランドも使用しているドメインです。
comの前に二文字がつく「ru.com」「za.com」などは、国名を示しています。ちなみに「ru」はロシア、「za」は南アフリカ共和国です。
Shopifyを悪用した詐欺
2021年11月あたりは、詐欺広告のほとんどはShopify(myshopify.com)というネットショップ開設サービス(myshopify.com)を悪用していました。
現在、ほとんど見かけなくなりましたが、たまに見かけると怪しい商売に思えるネットショップです。Shopifyには呆れるばかりです。