ローカルメディアとは、昔からあるタウン誌のネット版。どの都市にも複数あると思います。
当記事では、2017年リリースのWebメディア『たまプロ新聞』で得た制作・運営のノウハウを、時間を追って連載します。
- Webメディア
- 雑誌のようなホームページ。公式ブログと同義で、オウンドメディアとして運営されることが多い。
- オウンドメディア
- 自前のコンテンツ。多くはネット記事を配信するもので、自社やブランドの認知向上を目的として運営される。
これからWebメディアを制作しようという人の参考になれば幸いです。
まずはTwitterで様子を見る
Webメディアを作るには、ある程度の手間がかかります。
私の場合は、それが無駄にならないように、Twitterのアカウントを先に作りフォロワーが100超えたら、リリースしようと考えました。
Twitterをはじめると、読者のニーズがよく分かります。地域名で検索して、気になるアカウントから情報キャッチ。また、フォロワーが増えれば、記事への流入経路になります。
ツイートして間もなく、地元の老舗飲食店より「取材をしてほしい」とTwitter DMで連絡をいただきました。「まだWebメディアもできていない状況ですが良いのですか?」と返信しましたが、それでもOK、とのこと。
その時、70フォロワーくらいでしたが、老舗を取材できるなら、とWebメディア制作をスタート。リリース後も取材依頼が続き、これは驚きでした。
Webメディアの運営目的を明確に
私がWebメディアを始めた第一目的は、写真作品を披露することでした。
リリース後、一般人としては撮影できないところでシャッターを切れる機会を得られました(店内で無断撮影するブロガーやネット記者がいますが、本来は許可取りが必要)。
また、リリースして9ヶ月後に、運営Webメディアをきっかけとした撮影案件を受注できました。
交流で学べるメリット
もう一つのメリットは、経営や店舗運営している人や学生たちを取材できたことです。
初対面からWelcomeで色んなことを話してくれました。
特に感心したのは、他人との接し方。広報担当者が多いこともありますが、いわゆるコミュニケーション力が高い人が多かったです。
人を知ることは、写真制作やデザインに最も重要なことで、制作業にも役立っています。
ドメイン取得とWordPress設定から
映像術(横浜市都筑区)は、2017年3月にWebメディア『たまプラ新聞』をリリース。たまプラーザ駅から30分圏内を取材対象としました。
取材を始めてすぐに『たまプロ新聞』にすれば良かったと感じ、2022年に改称。
ドメインは変えずに「tamaplaza.news」のまま。お名前.com で取得・管理しています。ドメインは、短く、分かりやすいスペルが望ましいです。
コンテンツシステムはWordPress。無料テーマをもとにカスタマイズをかなり行いました。技術的な話はまた別の機会に投稿します。
関連記事
地域活動をする動機は?
ローカルメディアを運営することで、もちろんデメリット・不愉快なことはあります。ただ割合としては少ないです。
地域活動をする動機は様々で、利害関係があったり、理念が合わなかったりという場面があります。驚くほど図々しい人もいました。
ローカルメディア運営するにあたって最も注意すべきは、都合良く使われないこと。また、自尊心を満たそうとしている人とは距離を置くことが良いでしょう。
これらのデメリット回避になるのが、先述の運営目的を明確にすることです。
お勧めなのは予め取り扱わないジャンルを決めることです。『たまプロ新聞』では、NGコンテンツを定め公開しています。
あなたへオススメ
関連リンク
- カテゴリ
- Web制作・コンテンツ運営, 記事
- 特徴タグ