プロの写真は背景や前景が、綺麗にボケけたものが多いです。今回は、撮り方をガイドします。
最近はアプリで手軽にボケ表現を得られますが、このガイドは撮影による方法です。
次の4つが関わり、要素が増えるほどボケます。これをレーダーチャートにすると下図の通りです。
被写体までの 間隔 | より近く | |
---|---|---|
被写体と背景の 距離差 | より大きく | ピント位置とそれ以外を離す |
レンズの 焦点距離 | より長く | 例:24mmより100mm |
レンズの 絞り | より開く | 例:f/8よりf/2.8 |
iPhoneやAndroidだと3要素
iPhoneやAndroidなら上記のうち間隔・距離差・焦点距離の3要素が、写真ボケに関わります。
そのため、スマホ撮影でボカすなら、被写体により近づくこと。また、背景をより遠くになるようにフレーミングします。
レンズが複数ついているスマホなら、一番遠くが映る望遠レンズを選びます。
撮影方法の違いによる作例
背景や前景をボカすことで、「主役」が際立ちます。
また、デザインに写真素材として使うとき、載せる文字が読みやすくなります。
ズームより単焦点レンズ
写りのコスパはズームレンズに比べ、単焦点レンズの方が優秀です。
ポートレートは35mmレンズですが、単焦点で開放F値が2.0と明るいため、女性を浮き立たせられました。
補正アプリで綺麗なボケにできる
一眼カメラの交換レンズは、高価なほどピント位置以外がフワッとした描写になり綺麗です。
しかし、ガチャガチャしたボケでも、アプリで汚さを軽減できます。
例えば《Lightroom》なら、「明瞭度」を下げるだけです。