小さくてレンズ交換のできるミラーレス『FUJIFILM X-E4』をレビューします。
残念ながら、このデジカメは現在、生産完了となりました。また、後継機種が発売されていません。
そのため、在庫処分品や中古品の価格が高騰しています。
魅力は小さいのに、こだわり撮影ができる
この製品の魅力は、小さいのにこだわった撮影ができる点です。
- レンズ交換できる
- 液晶の角度を変えられる
- ファインダー(覗き窓)がある
- シャッター速度の物理ダイヤルがある
- イメージセンサーがAPS-C
レンズ交換できる
「大きくて、ほとんど持ち運ばなかった」けど「いろんなレンズで撮りたい」というニーズを満たします。
カメラボディ(レンズなし)の重さやサイズは、大きいスマホぐらいです。
重さ | 約364g 充電池・SDカード含む |
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幅 | 121.3mm |
高さ | 72.9mm |
奥行き | 32.7mm(最薄部) |
液晶の角度を変えられる
背面の液晶はチルト式で、上下に角度を変えられます。
ファインダーがある
この小さなデジカメにファインダー(覗き窓)があります。
あくまでも補助的なものですが、日差しで背面液晶が見辛いときに便利です。
シャッター速度の物理ダイヤルがある
物理ダイヤルで[A]以外を選んで、直ぐにシャッタースピード(速度)優先モードで撮影できます。
例えば、運動会の走者や走行列車などを撮る際は、シャッター速度を自分で決めた方が、被写体ブレせずに写せます。
なお、露出補正も物理ダイヤルなところも魅力です。
イメージセンサーがAPS-C
ボディサイズの割に広いイメージセンサーを搭載しています。このメリットは2点あります。
- 背景ボケを得やすい
- 暗所でもノイズが入りにくい
魅力のまとめ
『FUJIFILM X-E4』は、富士フイルムのXシリーズに属します。上位機種のX-T系統やX-Pro系統と同じ大きさのセンサーを持ち、良い画質で撮れます。
上位機種に比べるとマニュアル操作時の物理ボタンやダイヤルが省略されています。だから400gを切る重量になり、日常持ち運びしやすいミラーレスとして活躍します。
例えば、交換レンズのズーム『XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ(135g)』と単焦点『SAMYANG 12mm F2.0(260g)』で、1kgを切ります。街歩きやトレッキングだと、100gの違いですら影響するでしょう。
私の場合は、メインカメラが故障した際のバックアップ機として持参することがあります。
富士フイルムには、ぜひ『FUJIFILM X-E5』を世に出してほしいところです。