Webメディア《たまプロ新聞》では、プレスリリースを元にネット記事化することがあります。
リリース配信元は公式サイトに掲載しているので、同じニュースをネット記事に載せてもオーガニック流入はないように思えます。
しかし、記事によってはアクセスが多いのです。ここにSEOのコツが隠されているように感じます。
- オーガニック流入
- Googleなどでワード検索経由でアクセスされること。ネット広告流入と区別するための用語。
- SEO:Search Engine Optimization
- 検索エンジン最適化
自分のホームページへのアクセス増を目的に、AIに評価されやすくすること
ちなみに、出版社系や新聞社系のWebメディアが、リリース内容をそのまま載せることは珍しくありません。
人気記事から、SEOを考察する
公式サイトに載るニュースではなく、Webメディアの記事へなぜアクセスするのか?
アクセスが多かった記事から考えました。
Googleアナリティクスなどから、何が有効だったか推測すると次の3点だと感じます。
なお、ライティングから逸れる「ドメインパワー」についてはここでは言及しません。
- テーマを1つに絞る
- より「早い」理解を可能にする
- 適切なマークアップ(HTML用法)
共通するのは「読者視点」だと考えます。
テーマを1つに絞る
Webメディアに限らずホームページは、1ページにつき1主役が原則です。
一方、プレスリリースには、複数のネタをまとめていることが少なくありません。
オーガニック流入しやすくするため、テーマを1つに絞ります。
これにより、タイトルや見出しのターゲット読者を絞れて、わかりやすいライティングができます。
また、「脇役」の事柄に焦点を当てたり、他のネタの「脇役」と揃える手があります。横串を指すイメージです。このときも、読者想定を明確にすると、よりアクセスを得られるでしょう。
例えば「期日前投票〜」では、投票が初めての人を念頭に記事化しました。
より「早い」理解を可能にする
もうひとつは具体例は出しづらいですが公式サイトが「遅い」場合、ネット記事が有利になります。
「遅い」とは、表示に時間がかかるだけではなく、読者が知りたいことを理解するまで時間がかかることも含みます。
デカデカとした動画が勝手に再生したり、後半まで読まないと理解できなかったりする文章構成は不利です。
適切なマークアップ(HTML言語)
たまに表をスクショで載せているページを見かけますが、適切なマークアップ(HTML)で書いた方が有効です。
なぜなら、AIが認識しやすく、アクセシビリティ向上にもなるからです。
アクセシビリティとは、多くの人へ伝わりやすく配慮すること。読者のなかには、音声化して(スクリーンリーダーで)情報取得する人がいます。
他にも、見出しレベルやリストなど、正しいマークアップをすることで、伝わりやすくなります。
まとめ:読者利益を重視すればSEO
プレスリリースとWebメディアが目指すのは、伝えること。
読者の立場でライティングすると、自ずとアクセスは増えます。広報やSEOでこの視点を外すと、流行りの手法が上手くいってもいずれ廃れるでしょう。
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