富士フイルムの交換レンズ XF16mmF1.4 R WR を購入したので、レビューと作例をお届けします。

この商品は、防塵防滴で広く写せる単焦点レンズ(非ズームレンズ)です。

画角83.2°
焦点距離24mm(フルサイズ換算:35mm)
最大撮影倍率0.21倍
全長73.0mm
重量375g
参考:富士フイルム 公式サイト
XF16mmF1.4 R WRとX-T2

きれいなボケの広角レンズ

XF16mmF1.4 R WRは広角レンズながら、F1.4と明るいです。また、被写体に15cmまで寄れるところも強みです。

明るいレンズ
絞りを最も広げた際のF値が小さいということで、ピント位置以外をぼかしやすい。また、絞りを開くほど多くの光をキャッチして、暗所でもシャッタースピードを早くして手ブレを防げる

描写は、ボケの柔らかさと、ピント位置の精細さが両立している、と感じました。「これぞ単焦点レンズ!」という写真を撮れます。下に作例をどうぞご覧ください。

クラッチ機構と、ノールックで撮影

特長のひとつが、クラッチ機構つきのフォーカスリングです。

クラッチ機構のフォーカスリング
ピントリングを前後させることで、フォーカスを手動・自動と切り替えられる

遠い被写体だとピントはシビアにならないので、マニュアルフォーカス(MF)が重宝します。

鏡胴の距離指標が刻印されています。そのため、目視でMFを決めて、適当にノールックでシャッターを切ることが可能です。

ただし、被写体が近いときはオートフォーカスが便利。

ちなみに、XF14mmF2.8 RXF23mmF1.4 R にもクラッチ機構が採用されています。

角形フードのXF16mmF1.4 R WR
角形フード(LH-XF16)は別売

硬軟のメリハリが美しい

等倍表示してもピント位置のシャープさと、そこ以外のボケ味が美しく、メリハリが素晴らしいです。

強いて不満をあげると、絞りとフォーカスのリングが軽すぎるところ。これは他のフジノンに共通しています。回す軽重は、好みが分かれるのかもしれません。

とても良いレンズなので、24mm相当の画角(83.2°)が好きな人は、レンタルサービスで一度試されてはいかがでしょう。

XF16mmF1.4 R WRの作例写真

XF16mmF1.4 R WRで撮った写真を載せます。

なお、作例はPhotoshop Lightroomで、明るさや色の補正済みです。トリミングはしていません。

教室で合唱
1/600・f/1.4・ISO400
渋谷スクランブル交差点の雨夜
1/100・f/1.4・ISO400 (撮影地:渋谷)
カフェのクラシックカメラ
1/20・f/2.8・ISO100 (撮影地:3丁目カフェ)
アトリオライトたまプラーザ
1/60・f/1.4・ISO200(撮影地:アトリオライトたまプラーザ
高校の教室
1/500・f/5.6・ISO1250
雨天の美しが丘公園
1/20・f/5.6・ISO500 (撮影地:美しが丘公園)
渋谷センター街
1/20・f/5.6・ISO800 (撮影地:渋谷)
公園の太陽
1/5800・f/5.6・ISO400

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